ホクロを取るのは、何が何でもレーザーでなきゃいやだと思っていませんか?
もし、レーザーよりメスで切って縫ったほうがきれいな傷跡になるとしたら?
ホクロの大きさや、ホクロのできている部位によっては、あなたの常識を覆すことになるかもしれません。
取り方を大きく分けると二つの取り方になります。
メスで切るか、レーザーで取るか。
さらに、メスで切るのも、切除縫合とくり抜き法の二つに分けられます。
メスで取るなら、保険が利きます。
レーザーの場合は、基本的には自費になりますが、保険が利く場合もあります。
詳しくは診察時にご説明いたします。
では、具体的な取り方を説明していきたいと思います。
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)の出す光は、組織中の水分に吸収され、著明な熱効果を生じます。
この原理を利用して、組織を蒸散させます。
ほとんど出血させることなく切除することができます。
ホクロや皮膚良性小腫瘍の治療に適しています。
痛みがありますので局所麻酔を必要とします。
ホクロをとばして、皮膚に穴を開けるイメージです。
ですから、再発覚悟で浅く削れば、傷跡はきれいになります。
再発しないようにできるだけ深く削れば、傷跡は汚くなります。
具体的には、凹んだ痕になります。
レーザーは使い方によって、傷をきれいにも汚くもできるとは、まさにこのことを言います。
凹み以外の傷跡としては、赤み・シミ・隆起です。
赤みは一旦できます。
その後にシミができることがありますが、基本的には3〜6ヶ月で自然に消えます。
隆起は、できることはほとんどないですが、できると治してにくいです。
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)は、直径4mmまでの小さなホクロに適しています。
鼻の下のホクロは、一度に取りきろうとすると、傷跡が隆起しやすいので、何回かに分けて、少しずつ取っていったほうがよいでしょう。
鼻にあるホクロは、一度に取りきろうとすると、傷跡が凹みやすいです。
ここも、何回かに分けて、少しずつ取っていったほうがきれいになります。
隆起していないホクロの場合は、色が薄くなればそれでよいとお考えの方に、Q-YAGレーザーやレーザー脱毛用のダイオードレーザーを用いることがあります。
これだと、皮膚が傷つくことは、基本的にありませんから。
しかし、基本的には再発は必至で、何度も照射しなければならず、結局取れないこともありますので、おすすめしておりません。
基本的に出血せず、翌日から、洗顔や洗髪が可能です。
自宅での処置は楽です。
上皮化(傷跡にきちんと皮膚が張ること)するまで、通常2週間かかります。