傷跡に焦点を当てて取り方を説明してきましたが、ここで大事なお話があります。
ホクロの悪性化(癌化)の問題です。
昔は、ホクロにレーザーを照射したり、変に取り残すと、悪性化(癌化)してくるという説がありました。
実は、今でも非常にマイナーながら、その説を支持している皮膚科医はいます。
レーザーは、取り残しの有無を確認できません。
では、現段階での、メジャーな見解とはどういったものでしょうか?
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先天性の大きなホクロ(直径6mm以上)を除き、後天性(生まれてしばらくしてから)のホクロは、長年何事もなく経過しているのであれば、悪性化する可能性はほとんどないとされています。
逆に、どんなに小さいホクロに見えていても、後に癌化したものは、実は最初から悪性のもの(悪性黒色腫)であったといわれています。
何が言いたいのかというと、良性のホクロであれば、レーザー光線等で刺激を加えても、悪性化する可能性は、基本的にないはずだとされていると言いたいのです。
さらに、ホクロを取り、たとえ取り残しがあっても、取った分が良性であれば、取り残しの分も良性なので、問題はないとされています。
ここで重要なのは、取った分が良性であると確認するのは、組織検査をしないといけません。
「組織検査できちんと良性であることを確認すれば、たとえ取り残していても再発するだけで、その他の問題はない。」ということです。
しかし、組織検査をすると、お肌に傷跡が残りますので、実際は、組織検査を受けてからホクロを取ろうとお考えの方はおられません。
なので、非常にアバウトな解釈で、「見た目で悪性でなければ、きっと大丈夫だろうから、レーザーを当ててしまえ!!」と、イケイケGOGO状態で、ちまたの美容外科では、いとも簡単にレーザー照射でホクロを取っているようです。
では、これで問題があるのでしょうか?
実を言うと、ほとんど問題ありません。
結論としては、ホクロにレーザーを照射したり、その結果として、取り残しがある場合に、非常にマイナーとはいえ、「取り残し部分から癌化する恐れがある」という見解があるということを、しっかりと認識していただきたいのです。
メジャーな見解を信じ、「基本的には、大丈夫だろう。」とお考えのあなたは、ホクロをレーザーで取ることはO.K.です。
再発覚悟で、傷跡をきれいにしてもらいましょう。
マイナーな見解が気がかりなあなたは、レーザーではなく、切除・縫合か、くり抜き法を選びましょう。
大小にかかわらず、そこにあるだけで気になるホクロ。
できれば、傷跡をきれいに取りたいものです。
しかし、どうしても、傷は残ります。
いかに傷跡をきれいにして、その傷跡が元のホクロより見た目がマシかということが、取るかどうかの決め手になると思います。
長文にもかかわらず、ここまで読んでくださいまして、ありがとうございました。