シミが塗り薬で取れるって、知っていましたか?
レーザー照射のときのように、ガーゼ保護の必要はないし、お化粧だってできるんですよ。
でも・・・
世の中、そんなに都合のよい話ばかりではありません。
医薬品ですから、当然、副作用というリスクを考えておかねばなりません。
皮膚科専門医のいる医療機関で、きちんと説明をお聞きになれば、トラブルを極力少なく、かつ、ガーゼを当てることなくシミが取れるでしょう。
お薬には、トレチノインとハイドロキノンの2種類があります。
ハイドロキノンを単独で使う場合とトレチノイン+ハイドロキノンの組み合わせで使う場合があります。
ハイドロキノン単独と、トレチノイン+ハイドロキノンの使い分けはどうするか、気になるでしょ?
え?
気にならない?
気にしてください、お願いします。
説明させてくださいね(説明マニアの私を許してください)。
炎症による増悪の可能性があるシミや、まだ炎症が残っているシミに、まずは、ハイドロキノン単独で用います。
肝斑や、比較的新しくできた炎症後色素沈着です。
しかし、単独では取れないときや、古い炎症後色素沈着には、トレチノインも併用します。
老人性色素斑・雀卵斑(そばかす)・扁平母斑(カフェ・オレ斑、茶アザ)には、トレチノイン+ハイドロキノンを使います。
雀卵斑や扁平母斑と取れても再発の可能性があります。
これら二つのお薬がシミを取るのにどのような役割をしているか、非常に大雑把に説明します(後で詳しく説明します)。
トレチノインは、シミの成分(メラニン)を、皮膚の外に放り出します。
ハイドロキノンは、メラニンが新しく産生されるのを阻害します。
それでは、それぞれのお薬について、詳しく説明していきます。