スカイ整形外科クリニックについて

 スカイクリニックは入院・手術も可能な整形外科専門の有床診療所です。
整形外科は骨、靭帯、筋肉、末梢神経など、運動器を中心に診療する科です。
その分野は多岐にわたり、首から下は手足の先まで、すべての運動器が整形外科の診療対象となります。
時に、二重まぶたにしたり、鼻を高くしたりする美容外科(形成外科)が整形外科と混同されることがありますが、整形 外科では原則として美容目的のみの手術は行ないません。運動器の機能回復が整形外科学の目的なのです。

 ● コンセプト

 整形外科は英語ではorthopedic surgeryといいます。語源はortho-(正しくする、矯正するという意味)という言葉と、pedi-(小児という意味)という言葉を合わせたもので、元来、こどもの変形を矯正する学問に端を発しています。整形外科学のシンボルマークは、曲がった木をまっすぐな棒にくくり付けている絵が使われますが、これは正しく成長するのを助けるように矯正を加えるという、小児整形外科学のコンセプトをよく象徴していると思います。
すなわち、整形外科学の本質は小児整形外科に凝縮されているとも言えるでしょう。
わたしたちは長年にわたり、古巣の滋賀県立小児保健医療センターで小児整形外科学の研鑽に努めて参りました。その中で小児期における正しい診断・治療が生涯の運動機能に大きな影響があることを身にしみて感じてきました。
1例を挙げましょう。
小児整形外科学の代表的疾患の一つに先天性股関節脱臼があります。この疾患は適切な時期に発見され、正しく治療を行なうと、ほぼ100%治癒する疾患です。ところが、見逃されたり、初期治療が正しくなされないと、取り返しのつかない合併症にみまわれたり、治療が長期に及んだりと困難を極めます。つまり、最初の段階でつまづいてしまうと、後から取り返しがつかない問題を残すことになることが多いのです。
ところが、股関節にかなりの問題を残しても、小児期には意外と症状がありません。成人になって股関節痛や跛行などが出現し、初めて自分の股関節に異常があることに気付くことはよくあります。日本ではこのような乳児期の股関節脱臼に原因がある変形性股関節症(二次性変形性股関節症)が大変多いといわれています。わたしが京都大学で研修していた頃、毎週のように人工股関節の手術が行なわれていましたが、ほとんどの方が先天性股関節脱臼の既往歴がありました。
このように小児期の運動器疾患は将来にわたって影響を与えることが多いので、小児整形外科学の知識をバックグラウンドにしながら、小児から成人まで、すべての年齢層での診療を総合的に行なうこと、それがわたしたちスカイクリッニックのスタッフのモットーです。

 
 
   

home

Copyright (C) 2006 Sky Orthopedic Clinic. All Rights Reserved