巻き爪・陥入爪について

巻き爪・陥入爪について

長時間歩いたとき・・・・・
ヒールの高い靴を履いたとき・・・・・
先の細い靴を履いたとき・・・・・
つまずいて、つま先に思わず力を入れてしまったとき・・・・・
足を踏まれたとき・・・・・

巻き爪って、本当に痛いですよね。
化膿したら、それはもう激烈な痛さです。
私も以前は陥入爪で苦しんでいたので、あなたの苦しみはよくわかります。

しかし、私は、この苦しみを克服したのです。
どのように克服したかは、巻き爪・陥入爪の原因や、治療法について、解説していきますので、参考にしてください。

巻き爪・陥入爪とは

陥入爪とは、主に足の爪の角や側面が皮膚に食い込んで痛くなる病気です。
そのままでも痛くて歩くのがつらくなりますが、細菌感染を起こすと更に痛みが強くなります。
爪の曲がり方が強い場合は、巻き爪と呼ばれます。

原因

足に合わない靴を履く、つま先をぶつける、つま先に力がかかる等がありますが、一番大きな原因は深爪です。

爪の端をきちんと切ろうとして、無理やり爪切りを押し込んで切っていませんか?
実は、家庭用の爪切りでは、爪の端まできちんと切ることができません。
無理やり押し込んで切っても、端がトゲ状になって残ります。
このトゲが、皮膚に食い込んで、激痛を生みます。

皮膚科以外の医療機関を受診すると、くい込んでいる爪を切られます。
一時的には、痛みはなくなり、化膿も治るのですが、陥入爪の一番大きな原因は深爪でした。
くい込んでいる爪を切ることは、究極の深爪なのです。
そのときはよくなっても、後で爪が伸びてきたときにもっとひどいことが起こるのです。

私も学生時代のとき、近所の外科のおじいちゃん先生に、くい込んだ爪をビシバシ切られました。
しかも、無麻酔で。
今となっては、あの時代は仕方なかったんだと理解できますが、当時、私たちが行っている治療法があったら・・・・・

治療法

1.爪を伸ばす

単純なことですが、深爪が原因なのですから、爪を切らないで伸ばせばよいのです。
爪の端が指の外に出るまで伸ばしてください。
自宅で簡単に誰にでもでき、しかもお金がかかりません。

私は医者になってから、先輩医師にこの方法を教わりました。
その結果、私は、この方法で痛みから解放されました。

ただ、実際に伸ばそうとして、途中でかえって痛くなってしまい、結局、切ってしまうと訴えられます。

実は、爪のくい込み方がひどいと、爪の端のトゲ状の部分が伸びるときに指先にひっかかり余計に痛くなるのです。

次に述べる方法で伸ばすことが可能です。

2.コットンパッキング

トゲ状の部分が指にくい込んでひっかかっているなら、爪を持ち上げて指の外に出せばよいのです。
コットンパッキングは、この持ち上げるための方法です。

爪の端のくい込んでいるところに綿を詰めていきます。
ポイントは、一度にたくさんの綿を詰めないことです。
理由は、痛いし、無理に綿を詰め込むと、中でトゲ状のものが折れてしまい、皮膚の中に残って、痛み倍増となり、化膿してくる恐れがあるからです。

無理のない量を毎日少しずつ詰めていきましょう。
ちょっとずつ爪が持ち上がり、爪が伸びてきたら、ひっかからず、指の外に出るはずです。

3.テーピング法

コットンパッキングとは逆の発想で、テーピング法は、くい込まれている指の皮膚を、外に引っ張るか、下に引っ張り、爪と皮膚の間に隙間を開ける方法です。

これはとても簡単な方法で、爪がくい込んでいる皮膚の表面にテーピングテープを貼り、爪との隙間を開ける方向に引っ張り、固定するだけです。

家庭できる方法としては、コットンパッキングとの組み合わせが最高でしょう。

4.巻き爪・陥入爪矯正法

これまで紹介してきた3つの方法でよくならない場合、昔は、手術やフェノール法というものを行ってきました。
手術・フェノール法ともに、麻酔が必要で、その麻酔が痛く、術後の安静が必要でした。
また、爪の幅が狭くなり、爪の形が醜くなるという欠点がありました。

そこで、爪の形をできるだけ平たくし、爪の端を持ち上げる爪矯正法を採用しております。
爪矯正法は4種類あり、原則的には麻酔不要で、取り付けに痛みが基本的にはありません。
施術当日から入浴・運動が可能です。
ただし、どの治療法も保険適応ではありません。

そがわ式陥入爪・巻き爪矯正法(SH法)、VHO式矯正法超弾性ワイヤー巻き爪マイスター

4種類とも特殊な金具を爪に装着して、爪の端を持ち上げる方法です。

VHOは、陥入爪・巻き爪の両方に、超弾性ワイヤー巻き爪マイスターは、巻き爪治療に適しています。

詳しくは、別ページ(「そがわ式陥入爪・巻き爪矯正法(SH法)」、「VHO式矯正法」、「超弾性ワイヤー法」、「巻き爪マイスター」)をご参照ください。

5.フェノール法

化膿している時、通常は、化膿が治るのを待って、矯正するのですが、なかなか化膿が引かない場合は、仕方なく、フェノール法を行います。

食い込みがひどく、化膿して痛みが強いが、巻きがひどくない方に適しています。

フェノール法は信頼できる総合病院の形成外科に紹介しております。


ページのトップに戻る

区切り線
区切り線
index
ニキビについて 毛穴・テカリについて スキンケア&メイクアップ まつ毛育毛剤について

ドクターズサプリメント 脱毛症で悩んでいませんか? ムダ毛にレーザー脱毛 トータルスキンキュアという考え方

悩み一覧

ニキビ・ニキビ痕 眉毛 ホクロ
毛穴・テカリ まつ毛 いぼ
シミ 毛髪 ムダ毛
シワ アトピー性皮膚炎