ターゲット型エキシマライトによる皮膚疾患治療

ターゲット型エキシマライトによる皮膚疾患治療

エキシマライト外用剤による治療に抵抗性を示す皮膚疾患の中には、医学的な紫外線を照射して治療するものがあります。
エキシマライトとは、治療に特に有用な紫外線B(UVB)と波長の似ている光を照射する機器です。

その中でターゲット型は極力正常皮膚には照射することなく患部にのみ照射できるもので、安全にスピーディーに効果を出すことを期待できるものです。

適応疾患(いずれも部分的に難治なものに限ります)

尋常性白斑、尋常性乾癬、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、円形脱毛症等。
上記疾患は保険適用です。
結節性痒疹も効果的ですが、自費診療です。

治療を受けられない方

ペースメーカーの方、皮膚悪性腫瘍の合併や既往のある方、高発癌リスクのある方(dysplastic nevus syndrome,色素性乾皮症,過去に砒素の内服や接触歴,放射線(電子線・X 線)照射歴のある者など)、顕著な光線過敏を有する方(色素性乾皮症などの遺伝性光線過敏症,白皮症,ポルフィリン症,光線過敏性膠原病など)、光過敏性を有する薬剤や免疫抑制薬を服用中・外用中の方、白内障の方、光線増悪性自己免疫性水疱症の方(天疱瘡,類天疱瘡など)等

治療の流れ

週1,2回の照射です。最初のうちは週2回がよいでしょう。1ヶ所あたりの照射時間は平均数秒です。皮膚の反応を見て次回の出力増減を決定します。 疾患や重症度により回数は変わってきますが、白斑や乾癬はかなり回数がかかります。 照射の必要のない部位をガードするために手持ちの日焼け止め(SPF50以上)を持ってきていただくことがあります。
顔面の照射の場合、化粧を落としていただきますので、お直しをお持ちください。
照射当日の入浴可です。

治療後、治療期間中の注意事項

週1,2回の照射です。最初のうちは週2回がよいでしょう。1ヶ所あたりの照射時間は平均数秒です。皮膚の反応を見て次回の出力増減を決定します。 日焼けは避けてください。日焼けサロンに行かないでください。

副作用

早期に出現する可能性のあるもの
赤み(照射出力の指標にもなります)、刺激、熱感、水疱(治療が必要です)、色素沈着等

長期照射により出現する可能性のあるもの
光老化(シワ、シミ、乾燥等)、皮膚がんの発症等※

※紫外線領域の光ですが、実際は、治療効率の高い光線のため、治療回数が少なくて済むので、発癌リスクは非常に低いと考えられています。現時点では、エキシマライト照射による皮膚がん発生の報告はありません。

≫帰宅後、赤み、刺激、水疱等、何等かの症状が出たら早めに受診してください。


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