| どの悪化原因に効くか? | 毛穴の角化、皮脂の分泌亢進 |
|---|---|
| どのタイプのにきびに効くか? | どのタイプでも。 白ニキビにはこれ!赤黒いニキビ痕にも効く。 |
| どの年齢層に向いているか? | すべての年齢層 |
| どの肌質に向いているか? | 脂性肌〜普通肌 |
皆様、トレチノインって知ってますか?
知りませんよね。
でも大丈夫。
ほとんどの方は知りません。
では、レチノールなら知ってますか?
そうです。
美白やアンチエイジング目的の化粧品に入っているビタミンAの仲間です。
シミや小じわに対して使われています。
トレチノインは別名レチノイン酸と言います。
え?なんかレチノールと似ている?
鋭い!!
そうです、レチノイン酸(トレチノイン)とレチノールは同じビタミンAの仲間なんです。
では、本格的にトレチノインの説明をします。
トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とはビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。このレチノイン酸は、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはありません。
トレチノインは米国ではニキビ、シミ、小じわの治療医薬品として、FDA(日本の厚労省に当たるところ)に認可されており、非常に多くの患者の皆様に皮膚の若返り薬として使用されています。アメリカでは、ニキビ治療の第一選択薬になっているほどです。
日本では認可されておりませんが、当クリニックでは米国の製品にさらに改良を加えたものを処方しております。
(注)レチノールやレチニールエステル配合のクリームが市販されておりますが、レチノールやレチニールエステルは外用ではレチノイン酸の約100分の1の生理作用しかないため、実際には、保湿クリーム+αという位置付けになります。
※トレチノイン外用による治療は、原則的に患者の皆様ご自身により、軟膏を塗布するという方式を取っていますので、患者の皆様がこの治療をよく理解されているということが重要です。
赤み・皮むけ・刺激感
治療3日後(遅くて1週間後)より、皮膚が赤くなったり、ヒリヒリしたり、ポロポロと皮膚がむけてきます(※塗ってない部位にも症状が出ることがあります。特に目尻、口角等)。
ただし、これは、薬が効いていることの目安でもあります。まずは1日1回夜のみに回数を減らし、様子を見てください。
それでもどんどんひどくなるなら中止し、受診してください。あまりにも痛みが強く塗布継続困難な場合、即中止し、受診してください。
逆に、1週間しても全然皮膚炎が起こらない場合は、トレチノインの濃度が低いので、濃度を上げます。
さらに1週間経過しても反応が出ない場合は、トレチノインに反応しない体質です。
残念ながら、トレチノインによる治療を中止しましょう。
(重要!!)トレチノイン治療中は必ず医師の指示どおりに通院して(通常は月に最低2回)診察を受けてください。
“薬さえもらえば自宅で簡単に塗るだけで治る”治療ではありません。
レチノイン酸の内服で、催奇形性の報告があります。
外用については、アメリカでは心配ないと結論が出ておりますが、日本人はアメリカ人と比べ、副作用が出やすいです。
私たちのところでは、念のため、きちんと避妊を行っていただきます(中止後1ヶ月まで)。
不安定な物質のため、必ず冷蔵庫に保存してください。
基本的には1ヶ月程度しかもたないお薬とお考えください。
どうですか?
赤みが出るとか、皮がむけるとか言われると、ちょっとひいてしまいますよね。
メイクで隠せる程度ですので、ご安心を。
このページにつきましては、東京大学医学部美容外科の吉村浩太郎先生のホームページより転載(一部改変)致しました。吉村先生に感謝いたします。