ニキビの治療について

保険診療

どの悪化原因に効くか? アクネ桿菌
どのタイプのにきびに効くか? 赤ニキビ
どの年齢層に向いているか? すべての年齢層
どの肌質に向いているか? すべての肌質に

日本の保険診療におけるメインの薬剤は抗生物質です。
逆に言うと、有効なお薬は、それしか保険が通っておりません。
諸外国で使うことのできる抗生物質以外のお薬も、保険が通っていないだけでなく、厚労省が承認してくれないので、使いにくいのが現状です。
なので、処置に頼らざるを得ないというところです。
日本は、ニキビ治療に関しては後進国と言えるでしょう。
でも、愚痴を言っても仕方がありません。
抗生物質はさすがに天下の厚労省が保険を使うことを認めているだけあって、効けば、圧倒的に速やかに効きます。
赤ニキビを速やかに治すには、抗生物質です。
「なんだ、赤ニキビにしか効かないのか。白ニキビやニキビ痕には効かないなら、なんとなく体に悪そうだから飲まないでおこう。」とお考えになるかもしれません。
白ニキビはともかく、ニキビ痕は、赤ニキビができなければできません。
思春期のころは、体の中のホルモンバランスが不安定で、治しても治してもニキビができやすいです。
しかし、「どうせまたできるなら、治療を受けなくても一緒。」というわけでは、決してございません。
できたまま赤ニキビを放置しておくと、ニキビ痕になるのです。
凹んだニキビ痕になったら、治すのが難しいのです。
できるたびにきちんと赤ニキビを治しておきましょう。
未成年の方や、まだ本格的にニキビ治療を受けられたことのない方におすすめします。
ただ、長期連用は、副作用の問題や、菌の耐性(菌が使っている抗生物質に抵抗力を持ち、効かなくなること)の問題もあるので、使うときはきちんと使い、中止すべき時はきちんと中止するのが大事です。
また、効きが悪くなったときは抗生物質の種類を変更することが大事です。
中止・変更の判断は、医師にお任せください。

白ニキビには、保険診療では、イオウ製剤の外用剤が効くことがあります。
イオウには、皮膚表面をわざとカサつかせ、閉じている毛穴を開いてくれることがあります。
少しくさいのが、玉にキズです。
効かないときは、速やかにケミカルピーリングシルクピールトレチノイン治療に変更しましょう。
最近の研究で、炎症細胞と言う、本来化膿したり痛んだ時に集まってくる細胞が、白ニキビの段階で、周囲に集まっていることがわかってきました。
白ニキビに抗生物質の外用剤を塗ってみたら効くという方がおられますが、白ニキビ周囲の炎症細胞に効いているからかもしれません。
今後の研究が楽しみです。

赤黒いニキビ痕には、赤ニキビをまず治療し、ビタミン剤の内服やスキンケアで新しいニキビをできにくくしていると、徐々にではありますが、治ってくることがあります。
このことからも、赤ニキビをきちんと治療するのはとても大事だとおわかりになるでしょう。

凹んだニキビ痕は、残念ながら、保険診療ではどうにもなりません。

どうでしょうか?
保険診療も使い方によっては、むしろ自費診療で行う処置よりも、速やかに、かつ、効果的に効くことがあります。
本格的にニキビの治療を受けられたことのない方は、まず保険診療をお受けください。
お金の節約にもなりますし。

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