ニキビの治療について

スピロノラクトン(アルダクトンA)

アルダクトンAアルダクトンAは、元々は利尿・降圧剤です。
高血圧症や原発性アルドステロン症に用います。この薬には、男性ホルモンを受け取る部分(アンドロゲンレセプター)を阻害する作用があることがわかっています。
その作用を利用して、ニキビの原因となる男性ホルモンの働きを抑え、にきびを治療します。

アルダクトンAの作用

低用量ピルの効果が弱かったあなた低用量ピルの効果が弱かったあなた

低用量ピルを飲むことができないあなた低用量ピルを飲むことができないあなた

ホルモン異常が原因と思われるのに、ホルモン検査値の異常が少ないか、ほとんどなかったあなたホルモン異常が原因と思われるのに、ホルモン検査値の異常が少ないか、ほとんどなかったあなた

あきらめるのはまだ早いです!!
スピロノラクトン(商品名:アルダクトンA)があるではないですか!!

しかし、次の項目に当てはまる方は、スピロノラクトンを飲むことができません。

  • 過去にスピロノラクトンに問題のあった方
  • 無尿または急性腎不全の方
  • 高カリウム血症の方
  • アジソン病(副腎不全)の方
  • タクロリムス(商品名:プログラフ)・ミトタン(商品名:オペプリム)・エプレレノン(商品名:セララ)を投与されている方
  • 心疾患や動脈硬化症のある方
  • 腎障害のある方
  • 減塩療法をされている方
  • 肝障害・肝腫瘍の方
  • 妊娠中・授乳中の方

他のお薬やサプリメントをご使用の方は、私たちに伝えてください。
他の医療機関でお薬を処方される場合や、薬局でお薬やサプリメントを購入されるときは、その医療機関や薬局の医師や薬剤師に、スピロノラクトンを飲んでいることをお伝えください。

お薬の飲み方

飲み忘れた場合の対応

気づいた時点で、できるだけ早く飲んでください。
ただし、食後1時間以上超過しているときは、その分は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。
絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

服用中に気をつけなければならないこと

副作用自体、多発するお薬ではありません。
ましてや、重大な副作用や皮膚科的な副作用はきわめてまれだと思います。
しかし、知らないで受けていただくより、きちんと伝えて受けていただこうと思い、念のために、記載することにしました

副作用

  1. 一般的な副作用
    • 乳房痛、低血圧、頻尿、生理不順、不正性器出血、うつなど
      ※ 無月経や不正性器出血には、希望により、エストロゲン・プロゲステロン注射で対応することがあります。
  2. 重大な副作用
    • 電解質異常(高カリウム血症・低ナトリウム血症・代謝性アシドーシス等
      ⇒【症状】不整脈・胸痛・全身倦怠感・脱力・吐き気など
      急性腎不全
      ⇒【症状】尿量減少・手足や顔のむくみ・頭痛など
  3. 皮膚科的な副作用
    • 肝斑、多毛、発疹など

以上、アルダクトンの説明でした。
血圧を下げる薬とか、利尿剤とか、説明すると、少し抵抗がある方もおられると思いますが、男性ホルモンの作用をきちんと抑え、非常に効果的なお薬だと思います。
定期的にきちんと血液検査を受けて、安全、かつ、効果的にニキビを治療しましょう。

たかがニキビ、されどニキビ

「ニキビにホルモン剤なんて・・・・・」
確かに、一つの考え方です。
副作用のことを考えると抵抗があるのも納得できないわけではありません。

しかし、
ホルモン剤を使ってでも何とか治したいとお考えの方もおられるでしょう。
そのような方は、ぜひ、低用量ピルやスピロノラクトンを試してください。
ひどいニキビ痕になってしまう前に。

>> ニキビのホルモン療法を受けるには、こちら